常勤看護師として女性が働き続けるのは容易ではないこともあります。結婚をすると子供を育てたいと考えるのも当然であり、そのために時間を使いたいと思うと仕事を一度辞めざるを得なくなるのです。そうするとしばらくは専業主婦として働くことになりますが、子供が小学校や中学校に通うくらいになると日中は時間が余るようになります。そういったタイミングで復職するということも可能ですが、常勤で働くには時間が足りないのが事実です。そのため、こういったときにはパートで働くというのが典型例となります。看護師のパートの仕事にも待遇が様々にあるので、夜勤を避けて日中だけ働くことも容易です。そういった生活を送っていくことによって、看護師として働くブランクを埋めていつでも常勤で働ける状況にスキルを取り戻していくことができます。そして、子供が高校生、大学生ともなれば一人でも生活できるようになってくるので、常勤として復職することもできるようになるでしょう。こういった復職者を募集する求人ではしばしば日勤のみの仕事もあるため、子育ての負担が減ったことによって家事との両立を行うことも難しくありません。一方で、夜勤専従看護師の募集も行われていて、給料も高いことから将来的に子供が独り立ちしたらそういった働き方も選択肢に上るようになっていきます。こういった形で常勤に速やかに返り咲きするためにも、間でパートの仕事をしておくとブランクを埋めておけるので有利になるのです。パートという選択肢は、家庭を持つ看護師の転職事情において、大きなウエイトを占めていると言えるでしょう。